噂~感想・レビュー~
噂あらすじ
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。
噂の管理人の感想
『最後の一行に衝撃のラスト!!』
という触れ込みでの入りでしたので、読んでいる途中もとにかく気になって気になって仕方なかったです。
内容的にはかなり読みやすかったです。中だるみすることもなく、最後まで読む事が出来ました。そしてゆっくりゆっくり歩いていたのに、普通におもしろい本だったと思っていたのに、最後に突如現れた落とし穴!
衝撃でしたね。読む価値ありです!
こういう形で最後だけフューチャーされてますが、実際の読みどころとして、メインの中年刑事である小暮が若い女性警部補・名島とのやり取りやコンビネーション、そして高一の娘・菜摘との日常のやり取りも読んでてとても面白かったです。小暮というキャラが光ってましたね。
総評として、サスペンスとしては本格的ではなかったのですが、十分面白かったので星4つです。