「★★★★★」の記事一覧
2014年12月09日 [★★★★★, 岡島二人]
十角館の殺人あらすじ ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は…。現実が歪み虚構が交錯する恐怖。 クラインの壺の管理人の感想 主人公はあるSF小説を書き、それを新人賞のようなものに応募します。大きく選考基準からはずれたその作品(長さが選考基準の何倍もあった)に目をつけたあるゲーム開発会社から「この物語・・・
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2014年12月04日 [★★★★★, 殊能将之]
ハサミ男あらすじ 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。 ハサミ男の管理人の感想 まずとても緻密に構成されていることに驚かされましたね。そして魅力のある主人公。展開はそんなに早くないのに飽きることなく読めます。 ハサミ男の正体が誰なのかが結構肝なのですが、私は驚かされちゃいましたね。 犯人は猟奇殺人鬼であり、殺人シーンも出てきますが、描写はそこまでグロくなく読みやす・・・
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2014年05月13日 [★★★★★, 池井戸潤]
ルーズヴェルト・ゲームあらすじ 大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。 ルーズヴェルト・ゲームの管理人の感想 池井戸潤氏の作品は、「俺たちバブル入行組」「俺たち花のバブル組」を最初に読みました。 企業スポーツが退廃していく中で、「この人たち(野球部員)は、どうなってしまうのだろう?」 と心配しなが・・・
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2014年03月13日 [★★★★★, 馳星周]
不夜城あらすじ 東京都新宿区歌舞伎町。日本一の歓楽街として知られる街は今や、中国人たちが勢力争いを繰り広げる街と化していた。 日本と台湾のハーフ・劉健一は、歌舞伎町で故買屋をしながら、中国人の裏社会を器用に渡り歩いていた。そんなある日、かつての仕事のパートナー・呉富春が歌舞伎町に現れた、と聞かされる。 富春は、歌舞伎町を仕切る上海マフィアのボス・元成貴の右腕と称された男を殺し逃げていた。富春の帰還を知った元成貴は、富春は元相棒の健一を頼る筈と睨み、健一に、3日以内に富春を連れて来いと命じる。 そんな健一の元へ、“夏美”と名乗る女が『買って欲しいものがある』と持ちかけてくる。・・・
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2014年03月11日 [★★★★★, 垣根涼介]
ワイルドソウルあらすじ 1961年、衛藤一家はアマゾンの大地に降り立った。夢の楽園と信じて疑わなかったブラジルへの移住―しかし、それは想像を絶する地獄の始まりだった。逃 げ出す場もないジャングルで獣に等しい生活を強いられ、ある者は病に息絶え、ある者は逃散して野垂れ死に…。それがすべて日本政府の愚政―戦後の食糧難を 回避する“棄民政策”によるものだと知った時、すでに衛藤の人生は閉ざされていた。それから四十数年後―日本国への報復を胸に、3人の男が東京にいた。未 開の入植地で生を受けたケイと松尾、衛藤同様にブラジルを彷徨った山本。報道記者の貴子をも巻き込んだ用意周到な計画の下、覚・・・
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2014年03月06日 [★★★★★, 東野圭吾]
白夜行あらすじ 19年前(1973年)、大阪で起きた質屋殺し。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに。被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えた。だが、二人の周囲には不可解な凶悪犯罪が次々と起きる。 白夜行の管理人の感想 まず最初に思ったのは、分厚いなと笑 850ページにも及ぶ長編小説なのですが、読み始めたらもう止まることなく読み進めてあっという間でした。特にこの小説は特徴的で登場人物の中でもメインの主人公の桐原亮司とヒロインの西本雪穂の心理描写が一切語られず、周囲の人たちが推理していくという手・・・
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2014年02月23日 [★★★★★, 百田尚樹]
永遠の0あらすじ 「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ 祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。 永遠の0の管理人の感想 こちら百田尚樹さんのデビュー作なのですが、正直デビュー作でこのクオリティには驚きですね。 元々、百田さんは放送作家で主なものとして「探偵!ナイトスクープ」等があります。 最初は普通によくありがちな戦争ものと思って読んでみましたが、それは大きな間違い・・・
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