「2014年12月」の記事一覧

クラインの壺~感想・レビュー~

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十角館の殺人あらすじ ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は…。現実が歪み虚構が交錯する恐怖。 クラインの壺の管理人の感想 主人公はあるSF小説を書き、それを新人賞のようなものに応募します。大きく選考基準からはずれたその作品(長さが選考基準の何倍もあった)に目をつけたあるゲーム開発会社から「この物語・・・

十角館の殺人~感想・レビュー~

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十角館の殺人あらすじ 十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 十角館の殺人の管理人の感想 この作品はもう20年以上も前の作品になりますが、今読んでも面白い作品の1つです。ミステリ研だけあってお互いの呼び名をアガサやオルツィというミステリー好きな方なら誰でも知っている名前をそれぞれにニックネームとして呼び合っているのも好感が持てました。 そして最後はアッと驚くトリックが仕込んであるのですが、しっかり細・・・

セカンド・ラブ~感想・レビュー~

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セカンド・ラブあらすじ 1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとても幸せだった。春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは…。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる心。『イニシエーション・ラブ』に続く二度読み必至、驚愕の「恋愛ミステリー」。 セカンド・ラブの管理人の感想 前作のイニシエーション・ラブに続く第二弾ですね。前作を読まれてないならまず前作を読む事をおススメします。 さて、今作ですが、舞台も前回と同じようなちょっと昭和後期が舞台になっています。 イニシエーションラブが普通の恋愛ストーリーとして・・・

向日葵の咲かない夏~感想・レビュー~

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向日葵の咲かない夏あらすじ 夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの 間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らす ため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。 向日葵の咲かない夏の管理人の感想 最初から最後まで暗くどん底のような感覚でした。とりあえずミステリーというよりはホラーの方が近い感じでしょうか。 ただ、何度も読み返した結果ファンタジーでもあ・・・

ハサミ男~感想・レビュー~

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ハサミ男あらすじ 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。 ハサミ男の管理人の感想 まずとても緻密に構成されていることに驚かされましたね。そして魅力のある主人公。展開はそんなに早くないのに飽きることなく読めます。 ハサミ男の正体が誰なのかが結構肝なのですが、私は驚かされちゃいましたね。 犯人は猟奇殺人鬼であり、殺人シーンも出てきますが、描写はそこまでグロくなく読みやす・・・

ジョーカー・ゲーム~感想・レビュー~

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ジョーカー・ゲームあらすじ スパイ養成学校“D機関”。常人離れした12人の精鋭。彼らを率いるカリスマ結城中佐の悪魔的な魅力。吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞W受賞の究極のエンタテインメント。 ジョーカー・ゲームの管理人の感想 陸軍内に設立されたスパイ養成学校『D機関』を舞台にしたスタイリッシュな本格スパイ小説。頭の切れるスパイたちの優秀な仕事ぶりにたちまち引き込まれました。 内容は5話に分かれた短編という形になっていますが、ひとつひとつが短編なのに濃く面白かったです。 主な内容は以下の通りです。 『ジョーカー・ゲーム』憲兵隊が暴けなかった親日派外国人のスパイ容疑を調査・・・

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